「ウチは小さな宿ですが、できるだけ心のこもったもてなしをお客様にしたいのです。ですので、タオルもお客様が喜んでいただけるような物を置きたいのです。」

静岡県伊東市「こころね」 様
http://www.cocorone.jp/

そんなお問い合わせをいただきました。「宿泊される方が一番!」とおっしゃる方には、弊社もできるだけ協力したいと思います。
まずベースとなるタオルからご提案いたします。もちろん、予算のあることですので無闇矢鱈と高価なタオルをオススメはしません。
業務用の11番手タオルか、新疆綿タオルか、今治タオルは耐久性が心配だし・・・・と悩んだ挙句にご提案したのは「綿/竹混紡タオル
竹繊維が入っているので、とても丈夫。それに竹の防菌効果もあり、見た目もシルクのような輝きがあります。

 

竹タオル

 

色々とご提案の中でサンプルも見ていただき、最終的に決まったのは、やっぱりこの「綿/竹バスタオル」。

実は個人的にも家庭で使用していて、その使い心地の良さ、見た目の良さを体感しています。
ですのでお客様にオススメするときも、自分が良い思いをしている分、力がこもってしまいます。

このバスタオルに「こころね」様のロゴを入れます。
でもパイル部分にプリントしても、すぐにプリントが落ちてしまいます。
だからといって、ジャガードで名前を入れるにはご希望枚数が少ないのです。
となると、刺繍で入れるのが一番現実的になります。
また刺繍ですと見栄えもかなり高級な雰囲気で入ります。

「刺繍ですか、良いですね♪。ではロゴを送ります。」

メールにてロゴを送っていただき、それをプリントアウト。
そう、現物に合わせて大きさを確認するのが大切です。
PCで作った画像ですと、大きさがなかなかつかめませんので。

 

刺繍デザイン合わせ

 

ロゴの位置と大きさを確認し、その後は色の確認。

ディックカラーやパントーンの色番号で伺うこともあるのですが、今回は現物合わせ。
HPなどで出した色に、直接刺繍糸をあわせて色を選びます。

大きさ、位置、色の確認が出来たので、早速製作開始。

 

竹タオル刺繍 完成品

 

やっぱり刺繍の高級感は、他の加工では出せません。
ベースとなるタオル生地の良さも相まって、非常に高級感あふれるタオルとなりました。
もちろん見た目だけでなく、タオルの肌触りの良さも有り、ここまで良いタオルを使っているのは日本でも数件だけでしょう。

こんなにお客様の事を考えている宿です。
リピート率がとても高いのも頷けます。

作りてとしてもとても良い仕事をさせていただきました。

静岡県伊東市「こころね」 様
http://www.cocorone.jp/